【大学院時代から学ぶ】何もないところからモノを生み出す方法

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こんにちは、ざわです。

大学院時代、ほとんどの時間を院生室とゼミの先生の研究室で過ごしていました。

院生室は大学院生のみが使用できる部屋で、それぞれ個別の席が設けられています。

僕は家の机はかなり汚い方ですが、そもそも実家が近かったこともあり、あまり院生室で居残り作業をすることがありませんでした。

なので、置いているものは携帯の充電器や国試の過去問程度でした。

しかし、他の子の席を見てみると、皆それぞれ自分の好きなものや趣味に関するモノを持って来ており、まるで自分の家の机のように使用していたのです。

無から有は持ち込みか創作で空間を創造する

人が新しい何かを作る時は、必ず既存のアイデアを基に作られていきます。

そう考えると、自分の世界を創るためには、その環境に適した状態でどんどん作られていくため、より良いものに変わっていきます。

何もなかった院生室に彩りが増えてきたのは素晴らしい一方で、あまり物が増えすぎるのの良くないといった心配もあったりなかったり。

どこかの偉い学者さんが「今の世の中はいかにしてモノを減らすべきかどうかが問われているのではないか」と話していたことが脳裏によぎります。

研究室にも形あるものを残すべき理由【社会貢献】

僕の場合、大学院を卒業する時に様々なものを研究室や院生室に残してきました。

例えば以下のものです。

  • 就活で使った面接記録
  • 修士論文で使った文献検索ツールのメモ
  • 翻訳ツールのメモ
  • 実習で学んだことの記録
  • ゼミで行う論文作成のマニュアル
  • 統計計算ソフトのマニュアル

特に就活の面接記録は後輩たちにとても喜ばれました。

就活で何を聞かれるのか分からないという不安を一瞬で取り除くことができたからです。

大学のキャリア相談機関には就職活動に関する情報はたくさんありますが、どれも一般企業の情報ばかりで専門職の就職に関する情報はとても少なかったのです。

というのも、心理職の求人は普通に探すよりも、大学の先生やその知り合いからの紹介によって入手するのがメインでした。

ただ、それだとシンプルに選択肢が少ないので、万が一お祈りメールを受けてしまうと卒業後フリーの期間が生まれる可能性が高くなります。

それでは色々とまずいので、心理学専攻の大学院生は就職活動も気が抜けない状態でした。

そういうこともあり、僕が経験したことを形として残しておけば、その後の後輩らの助けにもなるし、自分自身にとっても「コンテンツを作るスキルが身につく」といったメリットもあるのでやってみました。

そういうことに慣れると、文章を書くのにも多少抵抗は少なくなります。

また、先輩が一つ何か行動を起こすと、その流れが後輩たちにも伝播していくみたいです。

僕が勝手に色々してきたことを、いつの間にか後輩たちもするようになってリスペクトされているということもありました。

つまり、新しい文化を創造するきっかけにもなったのです。

どうしたいかは自分たちで決めれば良いのですが、結果的に僕のしたことは間違いではなかったみたいなのでそれはそれで良かったと思っています。

新しいモノを生み出すコツ→一人で頑張ろうとしない

僕が大学院を無事に卒業し、国試も合格して公認心理師になれたのは僕一人だけの力ではありません。先生や先輩、同期、そして後輩たちのおかげで良い結果につながったのだと確信しています。

そうでないと修士論文も全く書けませんでしたし、実習も乗り切ることができなかったと思います。心理やばいです。

【修士論文作成で学ぶ思考】本当の闘いは自分に打ち勝つかどうかです。
修士論文で成績優秀者として選ばれました。そこまでに至った考え方や方法について記事で解説します。大学院生になると基本的には修士論文と向き合うことになりますが、くじけそうになったり辛い時にはとにかく目標を小さく分解して、自分を褒めまくることが大切です。成功するためには絶え間ない努力が必要です。地道に頑張りましょう。

これはビジネスでも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

無駄な会議は嫌いですが、かといって一人で新しい商品を作るのは無理だと思うので、多少なりとも他人の協力が必要になっていきます。

そうなると今の僕の課題は「いかにして上手に人と付き合っていくか」だと思います。

他人と関わるのに結構なストレス反応が出てしまう僕ですが、それも心理学を学ばなければ倒れていたでしょう。コーピングの力ってすごいですね。

というわけで、与えられた物を上手く利用して新たな価値を生み出すには、色々な人との出会いを含めて多くの情報に触れること。これが必要なのではないかと思います。

今回は以上です。