こんにちは、ざわ(@grow78374)です。
とんでもない事態になりました。
前回書いた「裏切る人の心理学」といった記事ですが、その数日後、僕自身に裏切りの出来事が起きたのです。
盛大に振られた話やろ?誰が聞きたいねんそんなこと
その事実は皆まで言うんじゃない。まだ立ち直れてないし、ネタになんかできないわ!
(コイツまだ・・・・・・)
まぁそんな非常に悲しい出来事もありましたけど、問題はそうした対人関係でのトラブルからどのように行動したかですね。
そのあたりを今回書いていきます。
ちなみに前回の記事はコチラ↓
打ち砕かれた期待にすがらない方法
人間関係は正直めんどくさいです。
ただでさえ人とのコミュニケーションがあまり得意ではない僕が、心理学を勉強して思ったことがこれに行きつくとは、現実は厳しいものです。
ただ、相手から期待をされなくなったり、自分の期待が反した場合はいつまでもその亡骸のような「像」にすがりたくなるのもわかります。ですが、それをしても何も進みません。まずはその壊れた妄想から少しずつ解放されるための方法を解説します。
①紙に書いて整理する
実際にあったやり取りを記録するのですが、形式は自由です。
会話形式でロールプレイしてみて、気づいたことを上げるやり方でもいいですし、自分に対して言われたことと、相手に対して思ったことを箇条書きでリストアップして、線でつないでみるやり方でも構いません。
人は悲しみや痛みを理解して、それから解放されるまでに少し時間がかかります。
自分が言われたことに対して辛くなる場合もありますし、その時の状況(なにか辛いことがあった時の日付・時間・場所・その時の周りの風景)が近づいてきた時に後悔の念に襲われる場合もあります。
頭の中で格闘しまくります。ですがそれは一生終わらないのでまずは外に出して整理してみましょう。
②相手とのやり取りを客観的に分析する
自分が抱えている感情は、人に何か言われたときや失敗した時の自分に対する気持ちです。これを「相手に同情した気持ち」や「他の人の立場になって考えている」ということと一緒にしてはいけません。それはハッキリ言いますが勘違いです。
さっき整理した紙を見て、それぞれの立場を見てみます。
相手の発言で見るところ
- 相手の話に正しくレスポンスできているかどうか
- それに対する自分の反応
自分の発言で見るところ
- 相手の話に正しくレスポンスできているかどうか
- 自分が何を考えてこの発言をしたのか
- それに対する相手の反応
- その時の自分の感情
以上を特に意識して考えてみます。
まず、会話のキャッチボールができているかどうかです。きちんと自分の主張が相手に伝われば次の展開に移れますが、そもそもうまく伝わっていない場合、そこで詰まって確認を取ることになり、それだけでもストレスです。
相手の話をきちんと聞き、それに対する自分の意見や反応をしっかり返すことができているか確認してみましょう。そうすれば相手も話を聞いてほしくなります。
次に、それぞれの反応を見てみます。納得している様子や、イライラしている様子がどの場面で表れているかが目印となります。
ここで注意点ですが、自分は相手の感情が当然ながらわかりません。なぜなら、仮に相手に「どんな気持ち?」と質問しても、それを聞かれたことに対して一瞬前の感情とはまた別の感情が生まれてしまうからです。
なので、ここでは「自分がどう思ったか」を書き込んでいくことがポイントです。
③とにかく寝る
それでも自分の感情が先行して、辛いなぁという気持ちが募るならひとまず寝ましょう。
おとなしく寝ましょう。
寝て次の日を待ちましょう。
睡眠中は、脳内で記憶の整理が行われています。
その時に記憶にこびりついた余計な感情や、自分とは関連性の低い情報は海馬に残らずにそのまま捨てられます。
寝たら多少スッキリするのはこの機能のおかげだからです。
また、睡眠の質を高める為に、目の周りを蒸気で温めたり、ゆっくりとした呼吸で血流を緩やかにして床に着くのがおすすめです。
④辛い時は感情を放出する(泣く)
何をしても辛い気持ちが晴れない場合どうすれば良いでしょうか?
僕の場合はもう思いっきり泣くことですっきりします。
もちろん誰にも心配されず、迷惑もかけたくないので布団の中でくるまり、顔に枕をうずめてそこで全力の叫びをぶつけます。
ここで発する内容は、決して相手を非難するものではありません。
皆さんに教えます。こういう大変素晴らしい言葉があります。
「意味わかんない!!!!!!!!!!!!」
そう。相手の言うことも考えていることも、なぜ自分がここまで苦しい思いをしているのかということも、総合的に表すことができる魂の叫びです。
僕はずっとこれを言い続け、意味の分からないものをどうやって納得するかを声に出しながら結論を固めていきます。
分かりそうで分からないものはひとまず頭の片隅に置いておきます。
少し考えて意味が分かるものはそれで納得し、それ以上は考えません。
期待に反する、裏切られる原因とは
期待から外れる、裏切りが起こる原因とは一体何なのでしょうか?
原因はお互いにある
全部が全部、どちらか片方に責任があるわけではありません。
それぞれの学ぶべきところ、変えずに徹底していくところが違うだけです。
自分の場合
相手に依存している
相手に期待を寄せて関わっているということは、相手にすごく頼ってしまっていて、それに満足している自分がいます。
相手に色々してあげる(される)ことで、それが「自分らしさ」や「相手らしさ」を作り上げてしまっています。
どちらか一方に偏ってしまう関係は、やがてしんどくなって続かなくなります。
コミュニケーション不足が最も考えられますが、どうしても認識を改めたい、視野を広げたい場合はいったんその人と関わるのをやめてしまうのも一つの方法です。
脳内での妄想で完結している
「自分にとっての相手とは○○である。」
こんな印象や評価は必ず持ちます。
ですが、それが本当に相手を表しているかといえば、そういう訳でもありません。
また、何年も会わなければ、人はだいぶ成長して昔とかけ離れた存在になっていきます。
ですので、定期的に連絡でもしていなければ、いつまでの相手の印象は昔のままです。
次に会った時、「あ、もう前のあの人とは違うんだ」ということをしっかり受け入れ、そこからどう付き合っていくかを考えていきましょう。
鵜呑みにして真に受けてしまう
相手の冗談や社交辞令、反実仮想を真に受ける人は、めちゃくちゃしんどくなる人です。
なぜなら、相手の言葉にいちいち振り回されて、自分がどうしたいかが分からなくなってしまうからです。
本当に理解されたい仲の良い人や、好きな人に対しては、ある意味真っすぐだと思いますが、そうなると相手からの厳しい言葉にかなりのショックを受けて立ち直れなくなります。
それは、自分があまりにも無知であるのも原因の一つです。「人間はこんなもん」「それぞれ自分のために生きている」と、割り切ることを知らない(あるいは知っても信じたくない)人はその洗礼を何回も受けて傷が残るのです。
過度な期待はやめ、程よくこのやり取りを楽しむくらいの余裕をもって相手と向き合えたらいずれ楽になれます。
相手の場合
期待させる行動をとっている
自分が勘違いするような行動を自然に取っている人は、相手に誤解を与えている自覚なんて当然ありません。
脈アリかも?とか、「分からんで~?」といった可能性を示唆する人や、その時の勢いで動く人は、多少なりともそのような行動をとったことに対して罪悪感が残ります。
その時点での評価をする
以前会った時は「そういう考えもあるね」といった可能性を示唆するような発言をしていたのに、再会した時に「今はそういうことは考えられない」などと言われたら、どうすればいいのでしょうか。
他人に対する人の評価はやはり更新されます。これは相手が他人に対して期待をしていなかったときに起こる現象です。一方期待していた場合、心配してくれたり、様子を見て話を聞いてくれます。
これは、自分と相手の期待が思いっきりかけ離れていた時に起こりがちです。相手が期待していなくとも、自分だけ「裏切られた」と感じるため、その時点での評価しかできなくなるのです。
あくまで責任は取らない
真面目な人は責任が取れないことは一切言いません。
それが唯一相手に期待させないための方法でもあるのですが、既に相手が期待していた場合、それは「思わせぶりな言動」としてとらえられてしまいます。
自分の手の届く範囲、裁量で物事を考えていくので、そこから外れた人が要するに「対象外」とみなされてしまうわけです。
過度に期待することをやめるためには
相手に対して求められたい人、あるいは求めて生きたい人は、往々にしてやり過ぎが原因でこじらせてしまいます。
本当は程よく期待し、相手の期待にできるだけ応えてあげたいものです。
別のことに集中する
ただ、そうやって相手の事ばかり考えすぎて、今やるべきことをおろそかにしていてはずっと変わらないでしょう。
なので、時間をかけてでもそういう関わってしんどくなる人のことは考えないように何か別のことをしながら少しずつ気にならなくしていくと、気持ちは楽になれます。
自分磨きに注力する
とはいえ、人から「こういうところ気を付けたほうが良いよ」とか「ここを直したらもっと素敵になる」と注意されたところは聞き流すことはできません。
- 容姿・身だしなみ
- 社会で生きるためのマナーや作法
- 無意識の行動(癖)
相手に求められる人になるためには、こうしたことをもう一度見直してみて、今ダメなところを一つずつ改善していくと、人に会った時により良い印象を持たれて付き合うことができます。
全く期待しないのではなく、程よく期待をして生きていく
結論から言うと、期待しすぎる人は自分をとても辛くさせます。
まだ学生の身分である僕が言うのもなんですが、生きているとあらゆることは大体バランスとタイミングが大事なんだなって気づかされます。
どれだけ期待する程度が違っても、相手がそれで困る時もあるし、明らかに異常な期待を寄せたり寄せられたりしていても、気にしないなら全く問題ありません。
全く期待しないということが正しいとも言えません。
青年期における友人期待と、実際の友人関係について研究したものがあります。
友人関係の満足感は自己肯定感を高める
その研究は184名の女子大生を対象に調査が行われ、友人関係期待と友人関係満足感、自尊心及び感情との関連について分析したものです。その結果、友人関係で何を期待するかが明らかになり、求めるものは「受容性」「社交性」「自立性」「類似性」「主導性」といったものでした。
さらにそこからこれらの構成概念の関連を調べるため、友人関係期待・友人関係尺度、自尊心尺度、感情尺度を用いて130名の女子大学生に調査を行いました。その結果、友人関係期待が高いほど友人関係満足度を高め、その満足感は自尊心や肯定感情を高めることが明らかになったのです。
ということは、人とのかかわりで、ある程度の期待をもって人付き合いをすることは自身の満足感を高めることになるし、何より自分自身を受け入れて新しいことに挑戦する力を引き起こすことにつながるということですね。
一人でいることも大事ですが、時には他人とかかわることも自身の成長につながるので、ここでもそのバランスをしっかり保つのがおすすめです。
前を向く力は人を成長させる
僕は自己肯定感という感情をすごく大事にしています。
自分の良い所も悪い所もしっかりと受け入れ、今よりももっと人に求められるために、人を助けるために努力するきっかけにつながるからです。
困っている人を助ける前に、自分が自信をもって行動できる人になるには多くのことを経験し、学び、そして人とかかわっていくことだと考えています。
前を向く力が欲しくなった人は、まずこれを読んでいただけたらと思います。
今回のおすすめの本
こちらの本は自分がどのように頑張るかということや、誰かと作る「一番」の大切さなどが書かれた本です。著者は日本一のキャバ嬢から、月商3億円の社長になった愛沢えみりさんです。
また、こちらは約4000人以上のがん患者と対話した精神科医の話がまとめられた本ですが、相手の期待に応えない大切さを教えてくれるおすすめの本です。
是非手に取って読んでみて下さい。
免責事項:この記事は科学的な根拠を基に独自の考察をしたものであり、あくまで一説です。ここでの結論は記載した論文と異なる場合があります。
参考:https://ci.nii.ac.jp/naid/110000479236