心の持ちようというのはその時によって変わっていきます。
例えば最近なら学校でいうと卒業シーズン。
会社なら会計年度の終わりを迎えつつあります。
出会いと別れを繰り返し、一つの節目を大切にする瞬間というものがある時突然やってくるのです。
そんな中で僕自身が思ったことは「やはり人は変わるということ」です。
それは考え方だったり行動の癖だったり様々ですが、一番は環境の変化と共に行われる感じがします。
何故、人の心は変わるのか
では、何故人の心というものはこうも変化するものなのでしょうか。
この条件は基本的に外れないと仮定して、その心の変化が起こるタイミングというものがあります。それはどんな時かというと、次の通りです。
理由1.予想と異なる結果が出てきたから
僕の知り合いで去年結婚した人がいるのですが、その人はこんな話をしていました。
結婚前はあれこれ現実的な悩みに押しつぶされてしまいそうで大変だったと言います。
ところがいざ結婚してみると、実はその悩みも大した問題にはならなかったとのこと。
仕事のことや生活のこと、親族との関係などちょっと考えるだけでも億劫なことばかりで疲れていたそうです。
もちろんそのためのサポートを受けたり、相談に乗ってもらったりして準備そのものは問題なかったらしいですが、要は気持ちが追い付いていなかったと話していました。
このマリッジブルーのような状態は男女問わず起こりうる現象で、人生という大きな道においてとても大事な瞬間だからこそ悩むべきタイミングとも言えます。
そして結婚してみると、それまで悩んでいたことが気にならなくなったそうです。
ここで分かるのは、人間の未来予想というものはそこまで期待するほどのものでもなく、やってみて気づく発見に意味があるのだということです。
スーパーコンピューターを使えば物理的な現象はある程度予測を立てることができます。
しかし、心はそのものが見えない抽象的な表現なので、機械が制御できません。
なので、これまでのデータを総動員させても、結局個々の心情は異なるものです。
ですが、僕としては幸せであればなんでもOKです。
理由2.人との繋がりに変化が現れたから
他者との付き合いによっても、心は影響を受けます。
室内で遊ぶのが好きな人たちと関わっていたのが、いつしか屋外で遊ぶことが好きな人と関わることであらゆる認識が変わっていきます。
例えば、室内の時は運動に対して苦手意識があった子でも、外での付き合いが増えると必然的に体を動かすことになります。
そうなると運動に対する苦手意識もいつしか消えていくというのが「人との繋がりで起こる変化」というものです。
なので、「良い人と出会う」というのはとっても大切なことなのだと気づかされます。
理由3.成長して可能性が広がってきたから
以前できなかったことができるようになるという成長における変化も、心の変化に影響します。
僕は小学生の頃に初めてギターを触りました。
父親が趣味で弾いていたのですが、興味津々で僕もやってみると、弦が指に食い込んで痛いと言ったり、そもそも指が押さえたい所に届かずに変な音が出たりと散々だった思い出があります。
それも十数年たって再びやってみると、手が大きくなったので弦の食い込みもフレットの押さえもしっかりできるようになり、無事に演奏することができました。
これは希望です。今できなくても、いつかできるようになるという経験ができたからこそ、途中の失敗なんて大したことにはならないと感じられるようになったのです。
結論:生きる上で人は、心は常に変わりゆくものである
以上3点をまとめておきます。
・関わる人を変えると自身の認識も変わっていく。
・からだと共にこころは成長する
たとえ今が思うようにできなくても、そのうちうまくできるようになります。