自分の決定で後悔したことがありますか?
これを聞くと、90%の方は「ある」と答えるでしょう。
ちなみに僕もあります。
人は間違える生き物です。なので、間違えるくらいなら誰かに判断を任せたくなる時もあるでしょう。しかしそれはあまりおすすめしません。
全部を他人に任せると必ず不満が出てくる
例えば友達と飲み会に参加した時、同じお酒を頼んだら口に合わなかった!なんてことはありませんか?
もちろん初めてのものは経験することが大事なのですが、どうしても「おいしいものを頼めばよかった…」とどこかで思っているはずです。
自分で決めたもので失敗したなら、次から頼まなければよいという学習ができます。ここでも受動的になるか能動的になるかで記憶の程度が大きく違います。
ですが、何でもかんでも自分で決めるのって正直結構しんどくないですか?
僕はかなりしんどく感じる方で、割と周りの人に判断を任せてしまいます。もちろんその時は絶対不満を口に出すことはしないですが、内心「思ってたのと違う」ということがそれなりにありました。
そんな時は考えなくてよいものと考えるべきものとを取捨選択し、思考を整理すると良いです。僕はこれで余計なことを考えずに無駄な時間を削ってきました。
考えなくてよいものと考えるべきもの
と言うわけで、皆さんも一緒に考えなくてよいもの、考えるべきものをそれぞれ考えていきましょう。
紙でもなんでも構いませんので、とりあえず真ん中に線を引いて左右に書き並べてみてください。
考えなくてよいもの
僕が今思いついたものは次の通りです。
- 生きる意味
- 将来の自分
- 家の中で着る服
- 他人の様子
だいたいこんな感じです。
まず生きる意味ですが、答えなんか出ないのですぐに切り捨てます。自分は何のために生きているのかを考えていたら日が暮れて夜が明けてしまいます。
次に、将来の自分についてです。
現在僕は公認心理師を目指して大学院に通っていますが、実のところ今の自分ができるまでに将来の夢は何回も変わっています。幼少期は画家を目指し、小中高では美大を目指していましたが、今は公認心理師となっています。
つまり、未来のことは分からないので、それを考えるならとりあえず勉強しようという考えに至ります。
家の中で着る服ですが、僕は常に寝間着を着ています。すぐ寝れるのと、外出用の私服を部屋で着るのが気持ち悪いと感じてしまうためです。帰宅したらすぐにジャージに着替えます。
後は他人の様子ですね。元気にしていたら後は気にしないようにしています。もちろん何か心配事や悩み事があった場合は話を聞きます。
考えるべきもの
続いて、考えるべきものは次の通りです。
- 金銭管理
- 整理整頓
- 価値観や性格特性
- 心理士の倫理観
ざっとこんな感じです。
金銭管理と整理整頓は定期的にやっていますが、適当にしていると収支の計算が合わなかったり、必要な時に必要なものが出てこなかったりと面倒くさいことになってしまいます。なのでこれは生活スキルとして必修科目だと僕は断言します。
次に価値観や性格特性です。
僕は仲の良い友達がそれなりにいますが、たまにお互いの価値観が合わない時に議論をすることがあります。
①相手を非難しない(違法行為でない限り)
②わかりやすく説明する
の2点です。
他人と価値観が全部同じなんてことはまずありえないので、自分と違うからといって相手が間違っているということは言わないように気を付けています。
そして、自分の価値観を分かりやすく説明することで、相手に誤解を与えないようにしています。
とはいえ僕はあまり自分のことを開示しないことが多く、あまり関係性の無い人から「あの人は何考えているのかわからん」と言われることもしばしばありました。
そして最後は心理士としての倫理観ですね。
最近は臨床心理士や公認心理師の倫理について、僕のTwitterの中のタイムラインでは話題になっています。
たまに僕もそのことについて触れたことがありますが、これが結構心理士の方々や当事者の方々に反応いただくことがあり、非常にありがたい話です。
たとえば心理士としての倫理と、人としての常識を考えた時に、まずは人としての当たり前な行動があり、そこから心理士としてのルールが加わるという順番なので、それができていないと専門職を名乗る資格がないのは間違いないと思う。ただ公認心理師は偶然にもそれをスルーして取れることもあるので…
— ざわ@心理院生 (@grow78374) December 30, 2021
中にはカウンセラーと名乗って、クライエントを食い物にするえげつない人もいる可能性があります。公認心理師の職業倫理では相手を利己的に利用しないという原則があるので、多重関係はもちろん、利益誘導とされるリファーなどもしてはいけません。
— ざわ@心理院生 (@grow78374) October 10, 2021
その辺の倫理規定や法律関係の知識をしっかりと勉強されている方は、告白して交際するといったカウンセラーの人生を棒に振ることはしないと思います。クライエントがOKだから良いのではなく、真面目にやってるカウンセラーに泥を塗る行為をしているという自覚が足りてないのかなと個人的には思います。
— ざわ@心理院生 (@grow78374) October 10, 2021
もちろん僕の意見が全てではありませんので、今後とも心理士界隈の方々の意見を聞いて勉強していこうと思います。
間違えた後にどうするかが重要
もしも判断ミスをした時にどうしたらよいか。
悲しい気持ちや辛い気持ちに押しつぶされそうになるでしょう。
これは僕の感覚ですが、おそらくその感情は一生続きません。
ある時思い出して嫌な気分になることはありますが、毎日それを続けることはむしろ困難な状態です。数週間か1か月程度経った時に少しはマシになっていることが多かったです。
なので、その後はいつも通り勉学に励み、ブログも書きました。
Twitterではあまりプライベートを語りませんが、一時期めっちゃネガティブなツイートしていた時があります。その時は「あっコイツなんかあったんやな…」と思っていただけたら幸いです。
現在は正月休みで昼夜逆転しつつも元気に過ごしておりますのでご安心ください。
まとめ:自分の意思で柔軟に判断しよう
記事のまとめです。
- 何でも他人に任せると不満が出る
- 考えるものと考えないものを分ける
- 判断ミスの後にどう行動するかが大事
毎日やる必要はないですが、月初めあたりに目標を立てる際に活用していただければと思います。少しでも不安や不満を解消するために思考を最適化していきましょう。
今回は以上です。
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