こんにちは、ざわ(@grow78374)です。
今日は単純接触効果について書いていこうと思います。
この言葉は心理学を勉強している人なら聞いたことはあるかもしれませんが、意識して生活している人は実は少ないということです。
単純接触効果は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc にまとめ、知られるようになった。 ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。
なぜ多く接触すると好感度が高くなるかは論文に詳しく書かれていますが、簡潔に言うと
この2点が非常に大きいです。
2つとも同じことを言っているように見えますが、1つ目は「誤解が減る」という意味でとらえていただければしっくりくると思います。
出会う前では印象形成は「発言」や「見た目」でほぼ決まりますが、実際に会ってみて話したりするとそのほとんどは大きく更新されています。
今までの誤認識が減ると、普段のコミュニケーションで弊害も減るため、ありのまま相手の考えを受け止めることができるようになります。
偏見の塊で話をしても何も信用できなくなりますよね?それと同じです。
出会いは一番大切
このように単純接触効果の大きさを考えても出会いというものは非常に大きな役割があります。
ビジネスマンの方でも「出会いを大切に」をモットーに活動している方がいるように、人とのかかわりはその後に大きく影響します(たまに出会いを利益に誘導する悪質な人はいます)。
その人と会うだけで人生が変わったり、逆に会ってしまったことで人生を決められたりすることもあるでしょう。
特に学生時代ではこのモラトリアム期間を利用して多くの活動を行い、様々な方と出会うことで見識が広がり、世界を見る目が変わると思います。
働き始めると出会う人はかなり絞られてしまいます。そうなる前に行動することが大事です。
単純接触効果を最大限に活かせ
この単純接触効果は実は人間関係以外にも利用されていたりします。
街中で見かける広告はこれでもかというくらいに人の目に入ってきますよね。
なぜあそこまで多くの広告が貼られているのか。
もちろん商品を売りたいからというのはありますが、それ以前に商品のことを知ってもらわないと話になりませんよね?
広告では売りたい商品の名前と、その商品の効果を最大限表現できるキャッチコピーが消費者の目に入れば、あとは興味を持った人がその商品について調べだしたりするのです。
まずは商品を認知してもらうためにめちゃくちゃ多くの広告費用をかけて宣伝をしているわけです。
これって結局単純接触効果ですよね?
大人気となる商品にはそれなりに売れる理由があるわけですが、その一つに「商品の認知度」は大きくかかわっています。
よく有名人が紹介している商品が売れるのはこれも一部利用しているわけですね。
コミュニケーションは慣れてから
とはいえ単純接触効果を意識してバンバン積極的に働きかけるのもあまりよくありません。
ましてや僕みたいにインキャがグイグイ押して来たら相手もドン引きすると思います。
単純接触効果というのは意図的な操作を全面的に出してしまうと、その人の印象評価にマイナスのイメージをつけられるため、あくまで「一般的な」コミュニケーションを心がけましょう。
何気ない挨拶やちょっと助けてもらった時に「ありがとう」と言える力。この力さえあれば悪い気はしません。
最低限のマナーから始まるのがコミュニケーションを始めるきっかけとなると僕は考えています。
焦らずゆっくりとその意識を心がけていきましょう。
いきなり人気者にならなくて大丈夫です。
一人でも信頼できる人がいればそれだけで心は楽になれますから。