こんにちは、ざわです。
心理学を勉強し始めて5年以上経ちました。
その時に心理学検定というものを受験し、一番上の特1級に合格したわけですが、ある日心理学検定の検索ワードをかけてみると次の候補が出てきたのです。
僕は一問一答で検索しようとしたら、「心理学検定 意味ない」という候補がありました。今回はこれについて思ったことを書いていこうと思います。
結論:意味はあるが無駄になる可能性もあります
上記の通り。意味がないとは全く思いません。
ちなみに僕は現在心理学検定特1級の資格を持っています。
その時の記事はこちらをご覧ください。
しかし、全ての内容が活かされるというわけでもないため、一部が「無駄な努力」として言われることも事実です。
では、なぜこのような検索候補が出てくるようになったのでしょうか。
そのあたりを少し考えながらこの心理学検定の在り方について深掘りしようと思います。
そもそも資格とは証明書であることを理解する
例えば学校を卒業すると、卒業証書が貰えます。
これは、その学校に入って勉強してきたことを証明するものですよね?
資格でも同様で、その専門分野の勉強をして合格した証明書であるのです。
となると、実際に次の進路へ向かう時に当てはまるものがなければその資格は実質意味がないと言われてしまうのです。
どこで生かされる資格なのか考えながら取得する
なので、心理学検定に限った話ではないですが、これから取ろうとしている資格がどこでどのように役に立つかはチェックしてみる必要があります。
問題集を揃えたり試験を受けたりするのにかなりの時間とお金をかけてしまうにも関わらず、結局それがゴミと化してしまうのはもったいないですよね。
そうならないよう注意が必要です。
心理学検定の資格自体は一部の地域に効果あり
心理学検定の資格を持つと一部の地域に効果があります。
それは公式サイトでも明言されていますが、一部の大学院受験の優遇措置の対象になります。例えば北海道大学や目白大学など1級や特1級を持っているだけで専門科目の受験や小論文の受験が免除されるのです。
他にも一部の単位取得の対象になったり、表彰制度があったりとこれまでより随分と資格を取る意味が増えてきた印象です。
本質は、資格よりもその内容が次の国試に出るということ
先ほど取り上げた進学や就職に対して有利に働くといったメリットもありますが、本当の目的は国家資格である公認心理師取得にあります。
心理学検定で出題される問題は公認心理師試験で出題される問題と似たような傾向で出題されるため、心理学検定の勉強そのものが公認心理師試験の勉強に繋がってくるのです。
もちろん国試については心理学検定よりも難易度は高いです。覚悟して受験勉強をしておきましょう。
次の公認心理師を目指すのもあり
ただ、大学生の時に大学院レベルの内容を独学でやろうと思うとかなりしんどくなると思うので、個人的には基礎的な心理学の勉強をしつつ心理学検定を目指し、それを取ってさらに公認心理師試験の勉強をして国試に挑むといったスタイルをオススメしています。
もちろん心理学検定を取っていなくても心理系の大学4年+大学院2年卒業すれば公認心理師試験を受けることはできます。なので、自信のある人はそのまま公認心理師を目指しても良いと思います。
国試対策をしてくれているありがたいサイトがあるので、そちらをご覧ください。