人生で「正解」を選んではいけない理由【結論:正解なんてない】

人生の選択 THINKING
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こんにちは、ざわ(@grow78374)です。

今回は、人生の選択について話しをしようかなと思います。

今日の朝、たまたま見たYahoo!ニュースとある記事を見たのですが、「なるほどなぁ、本当にその通りだわ」と思わせるような非常に興味深い内容でした。

それがコチラ↓

今回は、「人生で正解を選んではいけない理由」について、参考記事と合わせて僕なりの考えも書いていこうと思います。

幸せを感じる瞬間とは

オキシトシンの分泌が幸せを感じていることを示す

脳内で分泌されるオキシトシンとは、神経伝達物質の一つです。

視床下部・辺縁系で作用して、信頼感や愛着などの感情に関わるものだとされています。

心理学でも、基本的信頼感や愛着の研究は進められていますが、脳科学の視点ではこうした神経伝達物質などの成分から心理的感情を捉えていくといったものになります。

このオキシトシンですが、要は「幸せを感じる時に放出されるもの」なので、人によってはちょっとしたことでもこのオキシトシンが出ることだってあります。

幸せは測ることができない

では、このオキシトシンの分泌量を測定すれば、幸せレベルを決めることは可能でしょうか。

現時点ではNOだと考えられます。

なぜなら、幸せの基準が決まっていないということは、個々の幸せの感じ方があまりにも異なっているからです。

こんな話があります。

皆さんは「お金があれば幸せになれる」という話に賛同できますか?

僕は「半分正解で半分間違っている」と考えています。

お金はツールであり、欲しい物や受けたいサービスと交換するための対価に過ぎません。

なので、そのお金をどのように使うかで幸せはだいぶ変わってきます。

例えば僕の場合、リンゴが好きで、1年中リンゴで生活できたらかなり喜びます。

他にも旅行をすることが好きで、好きなところにブラブラ旅ができたらなぁと思いますが、もし旅行中のトラブルによって本来行きたい場所に着けなかったら、心底悲しくなるでしょう。

結局お金があるということは、「まだ可能性がある」程度にしか過ぎず、幸せをつかみ取るためには、最後まで夢や目標の実現に向けてしっかりとお金の使い道まで考えないといけないということです。

幼少期に培われた人間関係のなかで、愛着の対象や自分自身のことをどう思っていたかによって、幸せの価値観もそれぞれちがってくるのです。

引用:中野信子『引き寄せる脳 遠ざける脳』(プレジデント社)一部再編

選択に「正解」も「間違い」もない

「それはおかしいよ」

「そんなことできるはずがない」

「博打じゃん」

「それで本当にいいの?」

「考え直したら?」

「私は正しいとは思わない」

「そんな人生はとても苦労するよ」

「僕は間違っていると思う」

 

全部無視しましょう。

 

まず、立っている土俵が違います。

育ちの環境、興味・関心、身に付けた技術や知識など、あらゆる条件が同じ人に対して言われるのならまだ聞いてあげられるかと思います。

ですが、批判する人の大体は自身とかけ離れた価値観や職業・気質・性格であり、参考になる部分がむしろ少ないと思います。

大人になるための最低限必要なルールやマナーなどはしっかり勉強しないといけません。それは僕も間違いないと思います。

ですが、これから自分が挑戦することに対して他人が口を挟むのはお門違いもいい所です。その道で成功してから発信すべきかと思うわけです。

ですが、脳科学者の中野さんはこうした間違いのない選択にむしろ可能性を感じてほしいと述べています。

むしろ、わたしは「幸せの基準はたくさんある」ことを、救いに思ったほうがいいと考えています。

引用:中野信子『引き寄せる脳 遠ざける脳』(プレジデント社)一部再編

幸せの基準がたくさんあるということは、例えば自分がしんどい時はちょっとしたことで幸せにもなれるし、やる気に満ち溢れた人なら果てしない努力の末に生まれる達成感に幸せを求めることだってできます。

その時その時に合わせて、自分なりの「ハッピーボーダーライン」を設定すればよいのです。

迷うことは決して悪いことではない

優柔不断という四字熟語があります。

知っての通り、ぐずぐずして物事の判断ができないことを意味しますが、社会はどうもこういう人たちをめちゃくちゃ悪者扱いにする傾向にあります。

彼らは今まで育ってきた時に自分に向けて選ぶことを要求されなかったのです。

されたとしても大した選択ではなく、結局はどっちでもいいものばかり。これはただの思考停止です。

進路を決める時だって「勉強できないから安全圏狙う」とか「家から近いからとりあえず近くのところを受験する」という単純な判断で決めた人は、そこから先に待っていた人生が、当初考えていたものと比べるとかなり想定外になっているのではないでしょうか。

これはあくまで憶測の話ですが、とにかく人生とは「たくさん選択を求められる」ものだということを覚えておいてください。

また、シミュレーションゲームとは違い、仮に予期せぬことが起きても後戻りはできませんし、当然リセットもできません。

慎重に悩み考え抜いて、迷いに迷ってある程度のリスクやリターンを把握してようやく前に進むことが悪だというのなら、僕は「そんなことないよ」と声を大にして言います。

自分なりの幸せを築いていくなら、まず自分の選択や決断をなにより重視する。

引用:中野信子『引き寄せる脳 遠ざける脳』(プレジデント社)一部再編

必要なのは「正解に導く力」

もし、人生の選択で間違いがあるのなら、それを正解にする方法だってあるわけです。

実際、正解を当てる力も必要ですが、間違いを選んだとしてもそれを正解にする。つまり、「どちらも正解にする」力って本当に必要な力だと僕は思います。

僕は公認心理師を目指して大学で勉強していますが、実を言うと本人のメンタルはめちゃくちゃ弱いです。

なので、あまり親しくない人からはいつも心配されてしまいます。

「お前がカウンセラー?耐えれるの?」

「クライエントの話聞くだけで自分のメンタル崩れそうで心配やわ」

「そもそも心理師で生活するの厳しくない?」

いろいろ言われたことがあります。

だけど、僕はあまりこうした発言に対して特に気にしませんでした。

なぜなら「未来のことは分からない」からです。

分からないのに分かったような話をされても仕方ありませんよね?

何なら今はコロナのせいでどの業界も未来が分からなくなったじゃないですか。

そうした状況下でも、常に良く考えて行動し、選択肢をどちらも正解に変えていく人が最終的に生き残るのだと思います。

元々自分の人生は自分で決めれるわけですから、もっと自由にできる限りバランスを取りながら生きていればいいのです。

まとめ

今回のまとめです。

  • 幸せを感じているときはオキシトシンが分泌される
  • 幸せの基準は存在しない
  • 人生の選択に間違いはない
  • 正解を選ぶ人より、正解を作る人が成功する

迷う人はとても強いです。あらゆる可能性を考えて、幅広い幸せの受け方を知っているので、自信をもって堂々と生きることができるのです。

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少しでも気持ちが楽になったり、参考になったりしていただけたなら幸いです。