こんにちは、ざわです。
昨日Twitterで流れてきた動画で、香港がやばいことになっているのを聞いてすぐに調べました。
突然のことで何が起きたか詳しいことは知りませんが、各メディアによると、香港では100万人を超える大規模デモが発生していたということです。
<朝日新聞>
<NHK NEWS WEB>
逃亡犯条例の改正について
今、香港で問題となっているものがこの「逃亡犯条例の改正について」だといわれています。
政府の発表では、「刑事事件の容疑者を香港から中国本土へ身柄を引き渡せるようにする」とのことでした。
この逃亡犯条例の改正に反対運動がおこり、11日の夜から数万人の若者が道路を占拠したりと講義を続けています。
この時警察と若者が衝突し、およそ72人ほどの負傷者が出ているとのことです
すさまじい抗議活動ですね。
改正されるとどうなるか
この改正案がもしも成立してしまうとどうなってしまうのか。
以下のようなことが考えられます。
- 中国政府による表現の自由の規制
- メディア報道の制限
- 香港を実質的に支配する形となる
大体こんな感じです。
ただでさえ中国のメディア報道はめちゃくちゃ制限されているのに、その影響が香港にも出てしまうと、真実を世界に発信することができないとデモの参加者は語っていました。
20代大学生「多くの人が集まって心強いと感じる。ただ政府は自分たちの声を無視しているので、みじめにも感じる。中国政府の思いどおりに裁かれるおそれがあり、条例改正に反対だ」
30代女性「きょうは仕事を休んできました。条例が改正されたら表現の自由など香港の自由が失われてしまう。改正案が撤回されるまで声をあげ続けたい」
60代男性「香港は返還されてから社会の状況がだんだんと悪化している。中国政府はうそつきで信用できない。集まった若者たちを応援したい」
大規模な抗議は2014年以来
若者が幹線道路を封鎖するほどの大規模なデモを起こすのは、2014年に起きた「雨傘運動」以来だといわれています。
雨傘運動とは?
2014年香港反政府デモ(2014ねんホンコンはんせいふデモ、雨傘革命(広東語雨傘運動/佔領行動)は、2014年9月26日より香港で行われた、香港特別行政区政府に抗議をするデモ活動。
引用:Wikipedia
あの時の抗議も大規模なものに発展し、世界中で外国のメディアが取りあげて話題になりました。
ここまで一国二制度の維持が難しいとなると、いよいよ市民と政府の全面戦争は時間の問題になりそうです。
警察の強制排除、若者の激しい抗議
警察は12日の午後から若者を強制排除させるべく催涙スプレーを使って緊急措置をとっています。
これが一昔前だと普通に銃撃戦になっていたかもしれません。そう考えると本当に怖いですね。
香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正に反対して、数万人の若者が抗議活動を続けています。このうちの一部が12日午後、議会にあたる立法会の敷地内になだれ込んで警官隊と衝突し、けが人が出ています。https://t.co/OTQiXmzhEE#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/FyhLlCMmrf
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月12日
まとめ
今回のニュースはちょっと今までのものより規模が大きかったため、記事にしてみました。
僕個人の考えとしては、若者がここまで反対するほどの法律が、果たして国民のためになっているかどうかをもう一度考えるべきだと思います。
中国政府と他国の関係性も大事ですが、内政の方も関係を良くしないと足元から崩れていく将来が見えてきますよね。
とはいえ、中国の報道はかなり厳しく制限がかけられており、SNSも有名どころはほとんど禁止されています。
TwitterやFacebookもできないんですよ。縛りプレイかよって感じます。
これからもSNSからの情報はかなり貴重なものになってくると思うので、どんどん活用していきたいですね。