【修士論文作成で学ぶ思考】本当の闘いは自分に打ち勝つかどうかです。

THINKING
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こんにちは、ざわ(@grow78374)です。

大学院で修士論文を書いていました。

その時に思ったことは「この辛い時期に何を得るかが大事」ということです。

この時にただ単に辛い、しんどいといった感情だけで文章を書いていても、何の成果も得られずに嫌な記憶として残ってしまいます。

なので、そういう時にこそ今後生きるために必要な考え方として吸収できるものを探していく。そうした作業も同時にしていると考えて書いていくことで意味が生まれてくるのだと感じました。

結論:結局は自分との闘いでしかない

修士論文を書いてみて思ったのは、誰かと比べるところは微塵もないということです。

いかに自分を甘やかさずに、少しずつ執筆作業やデータ分析を進めることができるかどうか、それに尽きてしまいます。

もちろん同級生も修士論文は書いており、それぞれ自分のやりたいテーマを研究していました。ゼミの先生も異なっていたので、同じゼミの中で比較されることもなかったです。

ゼミの中でM2は僕一人であり、後輩のM1も一人だけの計3人でまったりとしていました。

僕自身は「卒業できればなんでも良い」というスタンスだったので、テーマに対するこだわりは特にありませんでした。しかし、せっかくなら修士論文はこの3年ほど散々世間に影響を与えたコロナに関する研究をしてみようと思い、そこから大学生を対象にどういった心理的影響を及ぼしたのか量的に分析したのが僕の修士論文です。

びっくりしたのが、M2は6人いたのですが、僕以外は質的研究だったのです。

つまり、統計やSPSSなどの計算ソフトについて分からないことがあると、気軽に同期に聞くことはできません。その度に統計に詳しい先生に頼らざるを得ませんでした。

しかし、ありがたいことに僕が在籍する大学は規模自体が小さく、1学科あたり100人も満たないので、学科の先生には何度でも質問をしまくることができました。

マンモス大学だとそうはいかないですからね。ここは本当にうちの大学の魅力だと思いました。

学部よりも貪欲に、昨日よりも努力をする意識で質を高めた

そのチャンスを僕は逃がすまいと思い、ほぼ毎日研究室に入り浸りました。

学部生の時なら、週1回だけでゼミに参加していただけの僕でしたが、より良いものにしたい思いと、同期の中で一番になりたいという思いから一切の妥協を許しませんでした。

その結果、M2の中で修士論文の成績が一番というありがたい結果となりました。

多分、これまでの人生で最も努力が報われた瞬間だと思います。

自分との勝負に打ち勝って得られたもの

修士論文でトップになれたことで色々なものを得ることができました。それが以下の通りです。

  • 表彰状
  • めっちゃカッコイイボールペン
  • 他人の評価を気にすることがなくなる
  • 自己肯定感

表彰状

成績優秀者に贈られる表彰状です。

修士論文で優秀な成績だった場合、研究科長から直接授与されます。

毎年一番の人が選ばれるわけですか、今年度はありがたいことに僕が選ばれました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。

PARKER・IMボールペンモノクロームブロンズBRT

副賞としてめちゃんこカッコイイボールペンをいただきました。

試しに書いてみましたが、そのへんのボールペンとは段違いに書き心地が良いです。

滑らかでひっかかりもなく、無限に書きたい気分を味わうことができます。

ギフトとして送るには素晴らしいものだと思いますので、良ければチェックしてみてください。

他人の評価を気にすることがなくなる

これはとてもシンプルで、成功体験の多い人ほど他人からの評価がどうでもよくなっていきます。一般論でそういう話は聞いたことありますが、これはガチで合っていると思います。

世の中には良かれと思って色々声を掛けてくれる人がいますが、中にはあまり聞いても意味の無いものや、自分の価値観・信念と異なる人の話を聞いてストレスが溜まることもあるかと思います。

今回の修士論文を作成するにあたって、色々な人から意見を受けました。

「先行研究はこんだけ読むべき」
「いかに自分の力で進められるかが今後の生きる力になる」
「この書き方の方が先生からの評価が良い」

これらのセリフは、ゼミの先生以外から頂いたアドバイスの一部です。

しかし、結果的にはゼミの先生の話をしっかり聞き、他の先生の話はゼミの先生も納得したものだけを信じて進めることで一番になることができました。

これは僕自身だけの体験であり、他の院生に当てはまることはないと思います。

ですが、これが僕の中の「正しい方法」であり、これ以外の話は(まぁ、このやり方で一番になったから別に気にする必要はないか…)と楽にスルー出来るようになりました。

自分の中の正しさを見つけ、怠惰な自分とはおさらばすると色々変化するものがありました。メンタルは少しだけマシになったかもしれません。

自己肯定感

自己肯定感とは、自分の存在そのものを認める感覚のことです。

実は、学部時代の卒業論文は自己肯定感について研究していました。

というのも、僕自身が自己肯定感無かったからです。

修士論文を書くことで、その結果で自己肯定感を得たことはなんとも複雑な気分ではありますが、今後は社会人として生きていくために自分自身を積極的に評価していく必要があるので、そのあたりはしっかり向き合っていこうと思います。

自分との闘いに打ち勝つ方法

以上、たくさんのものを得られましたが、実際に自分との闘いは結構大変です。

では、どうしたら今の自分を倒すことができるのか?

僕の場合は「目標を細分化し、達成した時は猛烈に褒めまくる」

という、なんか思ったよりシンプルな方法です。

ただ、このように文章で書くにはシンプルですが、やってることは地味なくせにとんでもないことをしています。ここ、注意してください。

まず、目標をどこまで細分化したかと言いますと、150くらいに細分化しています。

この時点で他の院生とは一線を画していました。多すぎて笑ってしまう(笑)

目標:修士論文を書き終える
→序論を書く+方法を書く+結果を書く+考察を書く
→先行研究を読む+先行研究の要約をまとめる+引用文献をリスト化するなど・・・

こんな感じに、どんどん目標を細分化していくことで、1日でやるべきタスクの負担を軽減させることができます。

ちなみに、最初の目標は「1日で文献を1ページ読む」から始めました。

これなら皆さんもできるかもしれないです。院生の方や、これから院進学を考えている方は造作もない事でしょう。

そしてもう一つ、目標を達成したら褒めまくることです。

ざわ
ざわ

はい自分最強~ww修士論文の進捗1%進めることができたぜ~ww

こんなノリで院生生活を送っていました。

1%進められたら、3か月ちょっとで修士論文が終わる計算なので案外楽勝ですね(?)

どうせ誰も褒めてくれないので、自分だけは自分を最大限に甘やかしていきましょ!

※ちなみにですが、ゼミの先生は研究室に来てくれるだけで褒めてくれました。こんな先生なら皆入りたくなりますね。

まとめ:院生になっても考え続け、闘い続けろ

修士論文だけじゃないですが、院生になると色々な勉強や実習があります。

心理学の院生では結構孤独に生きることが多いですが、今回の記事では他人と比較せず、自分との闘いに集中することを伝えたいので頑張って欲しいです。

メンタルやられることもありましたが、強く生きる上で必要なものでもありますし、何より先生がちゃんとサポートしてくれます。

成果を上げるには己を信じ、進み続けること。これに尽きます。