こんにちは、ざわです。
今回は心理学についてです。
皆さんは宿題や課題、仕事を早く終わらせる方ですか?
ちなみに僕は割と締め切り近づくまでやらない派です。
理由は優先順位が低いと勝手に思っているからです。
その結果、後々めんどくさいことになっていることが多いです。
今回は「なぜ人は課題を後回しにするのか」というテーマで書いていこうと思います。
やらなきゃいけないのは頭でわかっている
当たり前ですが、やらなきゃいけないということは重々知っています。
ですが、それを踏まえても早くやる人は少ないです。
引用:『夏休みの宿題に関するアンケート調査』 ー8月2日~12日に調査を実施ー(2018)
『夏休みの宿題に関するアンケート調査』 ー8月2日~12日に調査を実施ー株式会社イオレのプレスリリース(2018年8月23日 12時20分)『夏休みの宿題に関するアンケート調査』 ー8月2日~12日に調査を実施ー
上記のアンケート調査を見てもらうとわかりやすいかと思いますが、3人に1人は課題を後回しにしたり、一人でやらずに誰かの力を借りて課題を進めるという結果が出ています。
ちなみに僕も課題は後回しにすることが多いですが、どちらかというと友達に手伝ってもらいながらやることが多かったです。
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のど元過ぎれば熱さを忘れる
しかしこの課題の後回しをする行動、1度やってしまうとなかなか抜けません。
どんな手段を使ってでも、課題を終わらすことができたため、結局は次の課題も同じやり方で実行しようとします。
それでうまくいくなら問題ないですが、基本的には本人のやる気が減少する一方なので状況は悪化するばかりです。
このようにイヤなことややりたくないことをついつい後回しにしてしまう行動を心理学ではおもに「先延ばし行動」と呼ばれています。
先延ばし行動の特徴
先延ばし行動とは、やらなければいけない課題になかなか着手できない行動のことです。
その結果、提出期限に間に合わなかったり、課題の質が低下して成績評価が下がったりといろいろな失敗が起きてしまいます。
これは先行研究でも出ている例ですが、たとえば先延ばし行動と失敗経験には正の相関が見られたりします(藤田,2005)。課題を後回しにする人はよく失敗経験をすることが多いです。
他にも先延ばし行動と英語学習の方略に関する研究では、先延ばし行動をする人の方が間違いをした理由を熟考する機会が少ないということも明らかにされています(森,2004)。
結論を言うと
ということです。
先延ばし行動は早い段階から改善しないとなかなか治らない
そうはいっても、この先延ばし行動はなかなか改善することが難しいとされています。
なぜならこの行動の根本的な原因は本人の意志力の低下に関わっているからです。
本人が成功体験を積み重ねないと改善するのは困難を極めます。
他にもこういった理由で先延ばし行動をする人が多いです。
- 失敗したくない
- 何をしたらいいかわからない
- そもそもやりたくない
- 面倒くさい
改善するための方法
では、どのようにすればいいのか説明します。
皆さんはToDoリストってご存知ですか?
その日にやらなければいけないことをリストアップしたものです。
ゲームでいうとデイリーミッションみたいなものです。
これを自分が普段目にするところに張っておくと、それだけでタスクを消してやりたいという気持ちにかられます。
これは不快刺激からの回避と同時にそれの消去を行うための行動を起こす動機付けを促したものですが、これをすることで同時にやりたいことも解放されるといった仕組みが出来上がります。
つまり、今までの生活行動をゲームから学んでそれを生かそうという方法です。
僕はこれを「ロールプレイングライフ(RPL)」と勝手に読んでいます。
※自称なので覚えなくても結構です。
このやり方は案外簡単にできます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は身近に起きている心理学現象を上げましたが、ほかにも実生活で身に着けると役に立つ心理学はたくさんあります。
様々な本を読んでみて、心理学に興味を持っていただければ幸いです。
最後に僕のおすすめの本を紹介します。
ヒルガードの心理学という本です。
これは過去にメンタリストのDaiGoさんがニコ生放送で紹介してきた参考書の一つですが、これを読むのはなかなか覚悟がいります。
ですが、逆に考えると、これを読んだら心理学の本質をつかむことができる1冊でもあります。
ぜひ一度手に取って読んでほしいです。
心理学ってどんなもの?っていう方はコチラのこれから心理学を学びたい人たちへという記事をご覧ください。

参考文献
大学生における先延ばし行動とその原因について
大学生における先延ばし行動と性格特性の関係について