こんにちは、ざわ(@grow78374)です。
今回は心理学についてです。
突然ですが、皆さんは「イキり」とか「イキる」という言葉を知っていますか?
ネットでは「イキリト」や「イキリオタク」といった言葉が一時期流行していました。
僕も最初は分からなかったのですが、調べてみれば「あぁ、たしかにこういう人っているよね」と納得しつつ皆さんにも共有しておこうと思い書いてみました。
今回はそんなお話です。
イキるという意味について
そもそもこのイキるってどこから生まれたのかといいますと、こんな風に定義されています。
イキるとは、調子に乗ったりえらぶっていることを表します。日本語俗語辞書には「意気がるの略」と記載されています。もともと関西方面で使われていた方言が全国に広まったもののようです。
ネット上で最近見かけるようになった「イキる」も意味はほぼ同じ。ちょっと違うのは「イキり○○」(イキった○○)といった使われ方が多い点です。代表的なのは「イキりオタク」で、態度が大きかったり調子に乗っていたりするオタクのことを、侮蔑的な意味合いを込めて「イキりオタク」と呼んだりします。
引用:ねとらぼ
なんと、もともとは関西で生まれた言葉が全国に広まったそうですね。
関西弁も常日頃進化を遂げて、もはや何を言っているのかわからないレベルにまで達していることがありますが、ネットユーザーが意味不明な発言をすると、それが話題となり、遂には世間一般に認知されると辞書にまで載ってしまうという・・・
通じれば問題ないというその風潮がすでに恐ろしいです。
イキっている人とは
では、イキるという言葉は大体理解しましたが、イキっている人とはどのような人のことを指すのでしょうか。
よく、TwitterやInstagram、最近だとTikTokでもイキりと言われる人たちが増えてきたような気がします。
ゲームでもイキリプレイなどと言われ、イキっている人が初心者狩りをするなど炎上しそうな動画で注目を集めていますね。
イキっている人の特徴
イキっている人の特徴って結構いろいろあると思いますが、思いついただけでも「これじゃないかなぁ?」というのがこちら。
- めちゃくちゃマウントを取ってくる人:勝ち負けで考える人
- 天動説的な思考を持つ人:自己中心的な人
- オラオラ系の人:言動が怖い人
などなど、結構当てはまりますかね?
それぞれ解説していきます。
1.めちゃくちゃマウントを取ってくる人
これはどういうことかと言いますと、「自分が周りより何かに優れていることを無駄に誇示する」ことを言います。
今日のバイト10時間勤務めっちゃ頑張った~!今日だけで1万円はゲットしちゃった!!何を買おうかな~♪♪
オレなんか今日3時間しか働いていないのに1万5千円ももらっちゃったよ。
・・・。
こういう人、たまにいませんか?
何かしら誰かのつぶやきを見つけては、自分はそれより優れていることをわざわざ自慢してくる人の一例です。
こういった人たちは「威圧型」のタイプで優位に立とうとします。
自分の中で思っている分には問題ないですが、敢えて直接伝えることで優越感に浸っているなかなかやばい人なのです。
こういう人って「自分を認めて欲しい」といった承認欲求が強い人が多いので、特に気にしてないなら「すごいね~」と言って流してあげましょう。割とすぐおさまるし、長引くと相手の人格批判をするようになるので早急な対応が求められます。
2.天動説的な思考を持つ人
- 自分が世界の中心にいる
- 周りは自分に合わせてくれているだけ
- 自分最強説
- マンガの主人公気取り
実は中学の時にこういった人数人ほどいました。
中学からこんなヤツいるなんてヤバイやん!?
自分が間違っていることを認めたくないから、納得するのにかなり時間かかった思い出があるなぁ・・・汗
まるで自分の考え、主張がすべて正しくて、周りの意見は真っ向から否定しにかかったり、逆に相手が正しくても自分に自惚れているせいか、論理が飛躍した発言をしてドン引きさせてきます。
この場合、誰かが理詰めすると一瞬で心が折れるため、自信のある人は論破の対象として練習してみましょう。※別にしなくてもよいです。
また、これと似たような傾向の一つに「中二病」という時期を踏んでいる人もいます。
3.オラオラ系の人
- 口が悪い:初対面でもタメ口をきく
- 怒ると物や人に当たる:シンプルに危険
- なんか仲間引き連れてる:群れて集団的圧力をかける
どこか普通の人とは違うなぁ・・・
そんな雰囲気の人は、要注意です。
それだけではなく、いちゃもんを付けて何かと慰謝料を要求します。
下手に相手をするとケガをする可能性があるのですぐに逃げましょう。
イキっている人の心理
さて、こんな感じに生きっている人の特徴をいろいろと言ってきましたが、これらには共通する部分が一つだけあります。
それは「本来の自分に自信がない」ということです。
普段の自分がどういうわけか誰かに嫌われる要素を持っていると感じてしまった場合、その人は普段通りの生活を送れないと考えてしまいます。
もちろんそれはほとんどが思い過ごしのことが多いですが、人間は自分のことにいっぱいになるととても周りのことを落ち着いてみることができません。
そのため、偏見や被害妄想、時には濡れ衣を着せられて、ひどい場合は人格が乖離することもあります。
イキっている人は、狭い自分の世界の中では「自分が一番である」ということに誇りを感じています。
だから、少しでもその状態から解放してあげて、世界はもっと広く、様々な人が住んでいるということを教えてあげると、自分の存在意義を順位だけに縛られずに別視点で物事を見据えるようになります。
イキる人は自分より弱い(と思っている)人に対してイキり散らすので、その対象がいなくなると自然にイキることをしなくなります。
イキるきっかけはマウントの取り合いから生まれるものが多いので、比べることをやめたらイキること自体無駄に感じるようになるからです。
まとめ
いかがでしたか。
ネットの造語はすさまじいですが、自分のキャラというものをもっと大切にすることも大事です。
イキっている人は自分に余裕がなく、そして自信がない人が多いので、変に挑発とかに乗らないほうが身のためです。
人間関係はネットで完結していいものと、そうでないものをしっかり分けて構築していくべきです。
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間違いなく面白いと断言します。
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参考資料: Mami ICHIKAWA(2019). An investigation on the social phenomenon of “mounting” features, in reference to politeness principles Studies in Japanese Language and Japanese Literature,29,59-67.
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