こんにちは、ざわ(@grow78374)です。
心理学を専攻している大学生です。
今回は心理学を勉強することによるメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。
実は、僕以外に心理学を専攻しているノリさんという方の記事を読ませていただきまして、非常に共感が持てる部分がたくさんありました。
もっと多くの方に心理学という学問を知ってもらいたくて僕も書こうと思いました。
心理を学ぶということとは
心理学を勉強するって、なかなかイメージしにくいものだと思います。
大学のオープンキャンパスとかで学科、専攻の紹介で心理学部があるよーって言われても、何を勉強しているのかわからない人がほとんどだと思います。
心理学ってどんな勉強をするのか気になる人はコチラの記事を最初に読んでみてください。
心理学を学ぶメリット
心理学で、どんな勉強をするのか大体わかっている方でも、「じゃあ実際に勉強して何かメリットあるの?」って気になる方もいると思います。
確かに生きている時間には限りがあるので、無駄な勉強はしたくありませんよね?
- 心理学を学ぶと何が良いのか
- 心理学で社会にどんな影響を与えるのか
- 心理学を活かして人生を豊かにできるのか
などなど、様々な疑問が浮かんでくると思います。
というわけで、まずはメリットの方から紹介していきます。
自分を知ることができる
心理学では、人の心を対象に研究する学問でもあり、その対象はもちろん自分にも当てはまります。
性格、クセ、好みのタイプや価値観など、あなた自身が気になる部分は、心理学を学ぶことで全貌が明らかになります。
自分を知ることで、良い部分をさらに伸ばしたり、悪い部分を改善して良い方向へと持っていったりすることも可能になるわけです。
自分磨きとまでは言いませんが、ステータスの向上につながるといえるでしょう。
人間関係が改善される
自分を知り、他人を知ることで人間関係を良くすることができます。
個性だの価値観だのあらゆる言い訳が出てくると思いますが、心理学では、その「個性」となる行動や「価値観」となる考えを見ることで、最適な対応をすることができるようになります。
そもそも人間は一人で生きていくことができない生き物であり、人の助けなしで過ごすことは不可能です。
ですから、その人間関係を自分の力でプラスに保ち続けることができるならば、煩わしさを感じることなく幸せな生き方を選ぶことができるでしょう。
この部分ではほかの学問ではなかなか教わらないので、かなりの強みだと僕は思います。
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ビジネスを成功させることができる
実はお金の勉強をしただけでは、ビジネスは絶対成功しません。
日本の産業では、サービス業といった第3次産業が圧倒的に多いですが、サービスの対象は”人”に対してのサービスが多いと思います。
自分を知り、他人を知り、他人が求めているもの(それは自分にも帰ってくる)を知ることができれば、あなたが他人からしてもらいたいことや他人があなたにしてほしいことを理解することができるのです。
信頼というものは、商品やサービスに置き換えられて、そこに価値がつけられますが、信頼そのものの価値は誰もつけられません。
ではその信頼はどうしたら効率よく確実に築き上げることができるのか。やはりそこは自分と他人を研究する心理学ならではの領域だと考えます。
ちなみに僕がおすすめするビジネス向けの心理学を記した本はコチラです。
心理学を学ぶデメリット
心理学を学ぶこと自体は損はしないと思います。
しかし心理学を勉強するにはそれなりの覚悟は必要です。
一体どのような覚悟が必要か簡単に説明しようと思います。
今までの常識が覆されるあまり、萎える
心理学のベースは科学的立場から研究されると先ほど書きました。
つまり、自分が知らないあらゆる法則やルールを知ってしまった時、今まで自分がしてきたことが正しかった、あるいは間違っていたという事実が発見されます。
親から教わってきた話はまったく科学的根拠がなかったり、学校の先生が教えてくれた勉強法がかえって効率を悪くなったりするなど、勉強するたびにいちいち驚愕させられることになるでしょう。
もっと早く知っておけばよかった。
なぜ今までこれが分からなかったのか。
少なくともネガティブな感情が湧き出てくると思います。
心理学を今まさに勉強している、あるいは勉強してみたいと興味を持っているあなたは、これからその知識を身に着ける機会があるといえます。これは大チャンスなわけです。
他の人はだれかに教わらない限り一生知らないまま過ごしてしまうと思います。
誰かと違う考えを持つ人は自分らしさを発揮できる話はコチラ
心理学の説明が難しい
「心理学ってどんな勉強をするの?」
こんな質問を受けてしまうと、答えにくいというのが心理学の特徴ともいえます。
たしかに心理学という学問は、高校までは絶対習わないと思います。
一部は道徳や生活といった特別科目の中にちょこっとある程度のものです。
説明する相手によっては、持っている知識にかなりの偏りが出てしまうため、一般的な説明はとても難しいと感じます。
大学のパンフレットを見ても、難しい言葉が並べられて、「じゃあ結局どんなことを勉強するの?」とモヤモヤが残ったまま消化不良で終わってしまうと思います。
本当に心理学について興味があり、どんな勉強をしているのか気になるという方は、必ず大学のオープンキャンパスに行くことをおすすめします。
実際に大学の体験授業や教授の話を聞くことで感覚的に知ることができ、自分に合うか合わないかの判断や知らなかったことも教えてもらえるかもしれません。
扱う領域が多いため、心理学だけでは不十分
一口に心理学といっても、〇〇心理学という科目は非常に多いのです。
大学では一通り勉強しますが、それらの授業を受けて得られるものは心理学だけでは片づけられない領域まで及んでしまっています。
たとえば、教育心理学や生理心理学の場合、教育の前にどのように学習していくかという「学習心理学」が隠れているし、生理心理学となると生物学も勉強しなければなりません。
また心理学の研究では、基本的に統計学を扱います。
統計となると、ある程度の数学は勉強しなければなりませんし、統計処理するためにパソコンのスキルも必要になってきます。
ただ、ほとんどの大学ではパソコンの基本的な使い方を授業として扱っているので、その部分の心配はしなくていいと思います。
とにかく心理学は、一般教養+心理学といったイメージで勉強しなければならないことを覚えておきましょう。
まとめ
ここまで、心理学のメリット・デメリットについて書いていきました。
実際インターネットで紹介されている心理学の知識は、大半が怪しいと思っておいたほうが良いと思います。まずは大学推奨の教科書から手を付け始めるほうが無難だと思います。
メンタリストで有名なDaiGOさんも、メンタリズムの基本は科学をベースにした心理学に基づいているとおっしゃっていましたので、もしかしたらその道に向かって勉強すればメンタリストになれるかもしれません。
幸せに生きたいのであれば、自身の理解から始めるほうが手っ取り早いです。