こんにちは、ざわ(@grow78374)です。
現在心理学を勉強して5年ほど経ちます。
学部時代は基礎科目も当然受けていましたが、専門科目は3年生以降からやり始めており、そこから起算すると2年ちょっとは心理学一択で勉強していることになります。
そんな僕は「本を読む」ことが得意じゃありません。
なので、読書と合わせてGoogle先生に何回もお世話になっているのですが、心理学の用語を調べるだけでも結構サイトが出てくるんですよね。
そこで今回は「心理学を独学で学ぶためのサイト3選」を紹介していきたいと思います。
この記事を読めば
- 心理学に関する信頼性の高い情報を得られる
- 無料で基礎的な心理学が学習できる
- 余計な参考書を買わずに済む
といったメリットがあるので是非チェックしてみて下さい。
注意:独学には限界があります
独学では得られない知識
僕も勉強していますが、次の3つは独学だと厳しいかもです。
上記の通り。何故厳しいのかそれぞれ説明します。
臨床現場での最新の事例研究:現場の先生の話を聞くのが一番
心理学の一般的な理論や心理療法は大体調べれば身に付けられますが、それを活かした事例やケースの内容については場合によって変わります。
なので、一つの心理療法を取り上げても、それが成功するかどうかは全然違います。その特徴や状況をまとめた研究に関しては調べる時に少し高度なテクニックが必要になるため、現状「現場で働いている心理職の話を聞く」のが最も手っ取り早いとされています。
しかし、そうした先生と会うためには、大学に通うかどこかの講習会に参加することになるため、独学でその実態を知るのは難しいでしょう。
病気や障害:難易度が高い+DSMという専用の統計マニュアルが必要
心理学に関わる病気や障害について勉強するには、医学知識が必要です。ということは「医者と同じような勉強をする」ということになるのでシンプルに難易度が高いのがデメリットです。
さらに精神障害や神経症状について言えば、アメリカの精神医学会によって発行されている「精神障害と診断および統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)」を使わないと、どの病気・障害かを判断するのは至難の業です。
現在は第5版まで発行されているので、興味がある方はチェックしてみて下さい。
統計的手法:SPSSという専用の統計処理ソフトが必要
心理学では統計的手法を用いたデータ分析なども行いますが、論文や文献を読むときに書かれている表や図が何を表しているかは大体読めばわかると思います。
しかし、実際にその分析をしようとすると、エクセルではまず成功しません。
なので、SPSSといった専用の統計処理ソフトが必要になってくるのですが、心理学系の大学なら基本は標準搭載されています。
ただ、個人でこれを購入しようとするとおよそ30万円ほどするので割と痛い出費になるでしょう。参考にコチラをご覧ください。
このように、統計学は理論だけではイメージがつかめないので、実際に分析をやってみて感覚をつかみながら学習するのが良いですが、そもそものソフトが入手困難という理由で統計的手法は独学が難しいとされています。
これらはまだ後回しでOK【まずは理論や研究方法から学習】
しかし安心してください。これらは心理学の中でもだいぶ先に進んだ応用もしくはさらにハイレベルの領域になっているため、後に回しちゃって問題ないです。
それよりも「心理学って一体何なの?」といったところを理解しないと独学は難しいでしょう。
まだ心理学についてちゃんと説明するのが難しい場合はこちらの記事を読んでみてから次に進むと良いです。
なんとなく説明ができる人は、次に「心理学でどのような知識が必要か考える」ステップに進みます。
基本は次の2つであり、それぞれのおすすめサイトも紹介します。
心理学の用語を学習したい:心理学用語の学習
「転移」や「オペラント条件付け」といった心理学用語と内容を勉強したい方は「心理学用語の学習」というサイトがおすすめです。
こちらのサイトは国家資格である公認心理師のための受験勉強に特化したサイトですが、そのために必要な基礎的な内容から丁寧に説明されており、それぞれ学習や社会といったカテゴリに分けられているのでとても見やすいと思います。
心理を学ぶにあたって最低限の知識はこちらを見れば大体知ることができるので是非活用してみて下さいね。
心理現象について興味がある:心理学ミュージアム
ジャンルは特にこだわらず、もっと実生活に密着した「心理現象」について理解したい人には「心理学ミュージアム」というサイトがおすすめです。
こちらはサイト全体がギャラリーのように表示され、中を見るとスライドショーとして心理現象を分かりやすく解説されています。
こちらは心理学用語の学習とは反対に用語などの説明はほとんどなく、それの具体例を中心に紹介されています。
なので、生活に直接関係する場面をイメージしやすく、日常でも心理学を使った行動をしやすいことからこちらのサイトも個人的にはおすすめです。
まとめ:サイトを使っての学習はあくまで「辞書」として利用すること
今回は独学で心理学を学ぶ時におすすめのサイト2つを紹介しましたがいかがでしょうか。
もちろんサイトを使ってある程度の知識を身に付けることは可能です。
しかし、中にはちゃんと書籍や論文などから情報を集めなければいけないものもあり、ネットの情報だけでは補いきれない部分があるのも事実です。
そこで別の記事に「心理学のおすすめ書籍」を紹介しておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。
学習の際に強い武器になること間違いないですので良ければご覧ください。